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| 絵本作家。中国系アメリカ人のご主人と2人の子どもたちとともに、ニューヨーク・ブルックリンに暮らす。最新刊の「わたしのあかちゃん―Welcome
To This World」(のら書店)をはじめ、絵本の作品は多数。児童書の挿絵やエッセイも手がけ、アメ
リカでも絵本作家として活躍中。 |
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| おひさまあかちゃん |
おやすみあかちゃん |
おさんぽあかちゃん |
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ニューヨークで子育てしながら絵本を描いています
保育所よりベビーシッターが人気
私の夫は中国系アメリカ人。家族でニューヨーク・ブルックリンに住み、私は2人の子育てをしながら絵本を描いています。ニューヨークでは、出産してからも働く女性は実に多い。男性並みに稼げる女性がたくさんいるようです。さすがに「専業主夫」はあまり見かけませんが、奥さんのほうが旦那さんよりたくさん稼いでいるというカップルはいくらでもいます。
日本と違って、仕事中に子どもを見てもらうのはベビーシッターが一番多いようです。「デイケア」と呼ばれる保育所はあまり人気がないみたい。保育所では赤ちゃんがかぜをひいたときなどは預かってくれないし、またほかの子どもにかぜをうつされることもしょっちゅうだけど、ベビーシッターなら小児科にも連れて行ってもらえるし、残業で遅くなるときも見てもらえますから。
また「オペア」と呼ばれる、住み込みのベビーシッターを頼んでいる家庭も珍しくないようです。1〜2年の間、主にヨーロッパからの20才前後の若者を自分の家の一部屋に住まわせ、食事も提供してあげる代わりに、ベビーシッターや家事をしてもらうというもの。労働時間は週にだいたい35時間くらいだそうです。オペアは通
いのベビーシッターより安くつくのですが、私などは、相性が合うかどうかもわからない他人が自分の家に住み始め、食事もいっしょとなるとなんだかきゅうくつそうと思ってしまいます。
わが家のベビーシッター、「イエーイエー」
さて、2人の子を持つ私も、ニューヨークで出産してからも働いています。わが家の場合は、長女誕生から長男が幼稚園の年少組に入るまでの6年間、中国人の義理の父が毎日ベビーシッターに通
ってきてくれました。なぜ義理の母ではなく義理の父かというと、義理の母はそのころ、まだ現役で縫製工場で働いていたからなのです。
義理の父にとっては初めてのベビーシッター経験でしたが、子どもたちをとてもかわいがってくれたことはもちろん、いろいろよくやってくれるパーフェクトなベビーシッターでした。離乳食が始まると、私は市販のベビーフードをあげていたというのに、義理の父は、乾燥貝柱でだしをとったおかゆを、毎日、保温ジャーにいれて持ってきて子どもに食べさせてくれたものです。隠居する前は中華料理のシェフをしていたので、料理はとても上手。私たちにもおいしい焼きそばやチャーハンをよく持ってきてくれました。公園に行くときはいつもジュースやスナック、ぬ
れタオルをいっしょに持って行き、子どもの音楽のクラスの送迎もしてくれました。子どもたちは、義理の父が帰るときは「イエーイエー、(中国語でおじいちゃんという意味)行かないで」とよく泣いたものです。
義理の父がベビーシッターに来てくれていたころは、子どもたちも結構中国語がわかるみたいでしたので、「このまま3カ国語しゃべれるようになったらすばらしい!」と期待していたのですが、なかなかそううまくはいきません。すっかりアメリカンになってしまっている夫は子どもとは英語でしか話そうとしないため、現在9才と6才の子どもたちは、残念ながら中国語はほとんどしゃべれなくなってしまいました。だから子どもたちは、義理の父とはあまりこまやかなコミュニケーションができないのですが、いまでもとにかく「イエーイエー」になついているのです。
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